最近ChatGPTのようにAIが記事を書けるようになってきているし、Webライターってオワコンになるんじゃないかな?
オワコン化しないWebライターってどんな人だろう?
自分にもできるのかWebライターとして活動する前に知っておきたいな!
この記事では、上記のような疑問を解決します。この記事でわかることは下記の通りです。
- 世間でWebライターがオワコンと言われている理由
- Webライターという仕事自体はオワコンにならない理由
- オワコン化するWebライターの特徴
- オワコン化しないWebライターになる方法
僕はフリーランスWebライターとして2年以上活動しており、現在は記事を書くときにAIツールも活用しています。
AIツールをライティング業務に活用している経験や、現役Webライターとして活動している経験から、オワコン化する人の具体的な特徴やWebライターの将来性について解説します。
この記事を読むことで、Webライターという仕事がオワコン化するのかどうかがわかります。
Webライターを目指そうか迷っている人は、ぜひ読んでみてください。
Webライターはオワコンだと言われている理由
オワコンとは、ユーザーに飽きられたり興味を持たれなくなったコンテンツのことです。
また、Webライターや動画編集のような特定のスキルに関する界隈では、稼げない=オワコンと表現することもあります。
上記を踏まえて、Webライターがオワコンと言われる理由は下記の通りです。
- Webライターの増加で競争率が激しくなった
- 動画コンテンツの普及
- AIのライティング制度が上がってきている。
順番に詳しく解説します。
Webライターの増加で競争率が激しくなった
Webライターのトリセツを運営する株式会社realwaveの調査によると、Webライターでクラウドソーシングサイトを利用している人は、全体の82.3%という結果でした。
Webライターの人口が多いクラウドソーシングサイトでは、条件の良い案件は複数人で取り合いになることがよくあります。
その中でも、実績があって信頼できる人が案件を獲得できる構図となっています。
人口が増えたことで競争率が激しくなったことと、実績のあるWebライターが案件を獲得しやすい状態により、Webライターはオワコンだと言われることがあります。
動画コンテンツの普及
YouTubeやTikTokの人気により、文字だけでなく動画でもさまざまな情報を得られるようになりました。
これまではGoogleで調べ物をしていた人が、YouTubeで検索して動画で知りたいことや疑問を解決することが増えています。
動画制作サービス「key MOVIE」を提供するfor,Freelance株式会社の調査によると、YouTubeで調べ物をしたことがある人は、全体の約7割という結果でした。
このように、動画で調べる人が増えて文字で情報収集する人が減ることで、Webライターがオワコンになるのではないかと言われいます。
AIのライティング精度が上がってきている
AIのライティングツールは年々精度が上がっており、簡単な文章や構成であればAIに書かせた方が早いというレベルまで来ています。
たとえば、最近注目を浴びているChatGPT(チャットジーピーティー)というAIライティングツールは、下記のように入力欄に質問を書くだけでかなり精度の高い回答をしてくれます。
「動画編集に必要なパソコンのスペックは?」と入力するだけで、ほぼ完璧に回答していることがわかります。
上記のようなAIツールの発展により、Webライターの仕事がなくなるのではないかと言われているのです。
Webライターはオワコンではない3つの理由
Webライターはオワコンではない理由は下記の通りです。
- Webライターに挑戦する人も多いが、挫折する人も多い
- 動画の構成やシナリオにはライターが必要
- AIは権威性や一次情報が必要な記事を書けない
順番に詳しく説明します。
Webライターに挑戦する人も多いが、挫折する人も多い
Webライターとして活動する人は増えていますが、全員がWebライターに本気というわけではありません。
以前僕がクラウドワークスで記事執筆の依頼を募集したときに来た、応募者の提案文が下記の通りです。
今回は一部のみ載せましたが、このように実績や実力が全くわからない提案が半分以上届きました。
Webライターは増えているものの、本気で案件を獲得しようと提案文を作り込んだり、実力を伝えるためにブログを作って提示したりする努力すらしない方が大半です。
Webライターの人口が増えても、本気の人が少なければ案件に通らなくて挫折すると思うので、Webライターはオワコン化しないと考えられます。
動画の構成やシナリオにはライターが必要
Webライターの仕事には、下記のようにYouTubeのシナリオを担当する案件もあります。
動画を使って情報収集やエンタメを楽しむ人が増えたものの、そのシナリオはWebライターが担当していることもあります。
上記の結果「動画の普及=Webライターのオワコン」は一致しないことがわかりますね。
逆にWebライターがシナリオを作り、動画コンテンツを使って別収入を得ることも可能です。
AIは権威性や一次情報が必要な記事を書けない
AIのライティングツールができることとできないことは下記の通りです。
- できること:インターネット上にあるデータから学習して利用者の質問に答える
- できないこと:経験に基づいた一次情報の記事、権威性を活かした記事
経験に基づいた記事の例に、育毛やダイエットに関する記事などが挙げられます。どちらも実体験に価値がある記事なので、経験できないAIでは書くことができません。
権威性とは、一定の分野やジャンルに関して確かな知識や実績を持ち合わせている人や、メディアのことです。
たとえば、誰かわからない人が書いた介護に関する記事と、介護福祉士が解説する介護に関する記事とでは、後者の方が信頼しやすいですよね。
AIのライティングツールでは、このように権威性を活かした記事を作れないというデメリットがあります。
上記の理由から、AIのライティングツールが書けない経験を活かした記事を担当したり、資格や仕事の経験から権威性のある記事をかけるライターになることで、オワコン化から回避できます。
オワコン化するWebライターの特徴
Webライターはオワコンではありませんが、ライティングスキルが乏しい人や勉強・挑戦しない人はこれからオワコン化していく可能性が高いです。
各内容について詳しく解説します。
ライティングスキルが乏しい
ライティングスキルが乏しい人とは、AIツールよりもライティング力が低い人のことを指します。
上記のように最低限のライティングスキルだけだと、これから先AIやライバルに仕事を奪われる可能性が高くなります。
今のWebライター界隈は、人口の増加とAIのライティングツールの性能が向上している状態です。
そのため、わかりやすく解説したり型にはめるだけのライティングスキルだと、オワコン化する可能性が高くなります。
勉強・挑戦しない
ライティングスキルは、一度身につければずっと安泰というわけではありません。
今回のようにAIが台頭してきたりWebライターの人口が増えてきたりして、自分のライティングスキルと同等の供給が増えると仕事を取りにくくなります。
また、ユーザーが集まる媒体によって、需要のあるWebライターの種類が変わったりします。
近年では、TikTokやYouTube Shortsが流行したことにより、ショート動画の台本作成という新しいライティングの仕事ができました。このように、時代によってWebライターの形も変わってきます。
上記の理由により、求められているWebライターになるために勉強したり、時代にあったWebライターの仕事へ挑戦したりしないと、AIに淘汰されてオワコン化する可能性があります。
【オワコン回避】Webライターとして生き残る方法
Webライターとして生き残る方法は下記の通りです。
- 複数のライティングスキルを身につける
- 権威性を身につける
各内容について詳しく解説します。
複数のライティングスキルを身につける
ライティングスキルのなかには、商品を売り込むためのセールスライティングや、第三者から話を聞いて記事にする取材ライターなどがあります。
取材ライターはただ質問するだけでなく、雑談などのコミュニケーションスキルも求められるので、まだAIが代替することが難しい仕事です。
セールスライティングで商品を売るには、商品と販売したいユーザーのリサーチが欠かせません。なかには、世に出たばかりの商品をセールスライティングすることもあるので、ネット上にあるデータを活用するAIで代替できないのが特徴です。
上記2つはライティングスキルのなかでも難易度が高く、AIやライバルの脅威が少ないのが特徴。これらのスキルを身につけることで、Webライターとしてオワコン化するのを回避できます。
Webライターの種類は9種類!初心者におすすめなのはSEOライター
権威性を身につける
権威性を身につける方法として有効なのが、資格を取得することです。資格は特定のジャンルに関して一定以上の知識があることの証明になるので、立派な権威を発揮します。
- 権威性を身につけられる資格の例
- ・ファイナンシャルプランナー(FP):金融ライターとして活動できる
・薬事法管理者:薬機法に則した記事を書けるライターとして活動できる
上記の資格は誰でも挑戦できるので、Webライターとして自分独自の武器を作りたい方におすすめです。
資格以外にも、現在勤めている業種を権威性として活用することも可能です。
たとえば、転職する際の面接対策に関する情報を調べているとき、誰が書いたかわからない面接対策方法の記事と、人材派遣会社で数多くの人の転職をサポートしてきた人が書く面接対策の記事では、後者の方が信憑性が高くて信頼しやすいと思いませんか?
上記のように権威性は、上手なライティングよりもユーザーの信頼を得られる可能性があり、AIに取って代わられる可能性が低いという特徴があります。
業種や職種と相性のよいメディアの例は下記の通りです。
- プログラマー:プログラミングスクールが運営しているメディア
- 金融業界で勤務:金融メディア
- 人材派遣会社で勤務:転職系のメディア
- 家電量販店で勤務:ガジェットや家電のメディア
ちなみに、僕も金融ライターになるために現在FP3級の勉強中です。
まとめ:スキルや権威性を身につけてオワコンWebライターを回避しよう
文章で読者の感情に訴えかけて製品の購入を促すセールスライティングや、資格・職業を通して専門知識があるという権威性を活かせるWebライターになることで、オワコン化を回避できます。
すでにChatGPTというAIツールが、簡単な構成やライティングであれば人に代わって書けるようになっています。
これからWebライターとして活動したい方や、現在Webライターをしていて今後に不安がある方はぜひ参考にしてみてくださいね!