Final Cut ProとPremiere Proのどっちがいいのか答えを知りたい!
動画編集に興味がある方は、上記のようにFinal Cut ProとPremiere Proのどちらを選べばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
どちらも動画編集ソフトとして有名なので、どれが自分に合っているのか迷いますよね。
Final Cut ProとPremiere Proのどっちがいいのかは、利用用途によって変わります。
結論を書くと、自分用の動画を作る初心者の方はFinal Cut Proがおすすめで、動画編集を通して副業やフリーランスになりたい方はPremiere Proがおすすめです。
上記の理由を、Final Cut ProとPremiere Proの比較結果を元に解説します。
Final Cut ProとPremiere Proの総合内容を比較
Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)とPremiere Pro(プレミアプロ)それぞれの特徴は下記の通りです。
特徴 | Final Cut Pro | Premiere Pro |
値段 | 買い切り:36,800円(税込み) | ・月額:2,728円(税込み) ・1年払い:28,776円(税込み) |
対応OS | Macのみ | MacとWindows両方使える |
購入方法 | 買い切り | 毎月や毎年の更新制 |
利用者の数 | 少ない | 多い |
案件の数 | 少ない | 多い |
https://apps.apple.com/jp/app/final-cut-pro/id424389933?mt=12
明確な特徴は購入方法と対応OSです。Final Cut Proは1度買ったらずっと使える買い切り型で、Macのみ利用できます。
Premiere Proは月額払いか年間払いで利用できるサブスク制。MacとWindowsの双方で使えるため、パソコンの種類に関係なく利用できるのが魅力です。
Final Cut ProとPremiere Proのどっちがお得か
複数年利用するならFinal Cut Proがお得です。Final Cut Proは買い切りなので、1回買うだけでずっと使えます。
1年間の利用だけ見るとPremiere Proの方が安いですが、サブスク制なので年払いの場合は毎年、月額払いの場合は毎月支払いが発生します。
安いとはいえない動画編集ソフトを買う方は、複数年単位での利用を見込んでいる方が多いと考えられるので、値段だけで見るとFinal Cut Proがお得といえます。
Final Cut ProとPremiere Proのどっちが使いやすいか
Final Cut Proの方が、画面がシンプルで初心者にとって使いやすいです。macOSに標準搭載されている「iMovie」と編集画面が似ているので、iMovieから使ってみるのもおすすめです。
Premiere ProはFinal Cut Proに比べて編集画面が複雑ではありますが、ユーザー数が多いので初心者向けの開設動画も数多く公開されています。
たとえば、下記のYouTube動画では、Premiere Proを開くところから動画編集して、最後に動画として書き出す方法まで実際の映像を用いて解説されています。
Final Cut ProとPremiere Proのどっちも、ある程度クオリティの高い動画を作るとなれば、複雑な操作をする必要が出てきます。
最初の段階で使いやすいのはFinal Cut Proですが、Premiere Proは初心者向けの操作方法が多数公開されているので、どちらも大差ないでしょう。
Final Cut ProとPremiere Proのどっちが案件を取りやすいか
案件の取りやすさは断然Premiere Proです。
なぜかというと、Premiere Proを使った動画編集スクールが多いことと、クラウドソーシング上の動画編集案件はほとんどPremiere Proが条件という2つの現状が理由です。
動画編集案件を獲得できるかどうかは、使っているソフトによって大きく左右されます。
動画編集で案件を取るためには、クラウドソーシングサイトやSNS、求人サイトなどインターネット上で営業することになります。
その中で、動画編集者の募集用件に「Premiere Proで編集できる方」という条件が提示されている案件がとても多いのが現状です。
理由は、Premiere Proを使っているクライアントが多く、同じ動画編集ソフトを使っている編集者の方が、データのやり取りが簡単なのです。
上記の理由から、Final Cut ProよりもPremiere Proを使った方が案件獲得しやすいということになります。また、動画編集ソフトを購入して案件を獲得したい方は、下記の記事も参考になるかもしれません。
初心者でも案件獲得しやすい動画編集ソフト3選
動画編集の案件を受注したい方は「Adobe CC」がおすすめ
Premiere Proを使うには、Premiere Proを単体で購入する方法とAdobe CCを購入する方法の2通りあります。
Adobe CCはAdobe Creative Cloudの略称で、PhotoshopからPremiere ProまでAdobe製品が全て利用できるプランです。
Adobe Creative Cloudの魅力は、動画編集に必要なツールを全て網羅しているところです。動画編集には、細かく下記のような種類が必要になります。
- 動画を編集する:Premiere Pro
- 動画のサムネイルを作成する:Photoshop
- 動画にアニメーションを追加する:After Effects
上記3つの編集に必要なソフトを、Adobe CCひとつで使えるようになるのです。
ただ、Adobe CCは月額で6,248円、年間契約で72,336円とめちゃくちゃ高いです!
動画編集ソフトに年間7万円出すのは無理だよおおおおおお
僕の家賃2ヶ月分じゃん!!
一瞬で購入を諦めそうだったのですが、デジハリオンラインスクール経由で購入すると、3万円以上安い39,800円で購入できることを知り、実際に購入してみました。
デジハリオンラインスクール経由で3万円安く買う方法は、下記の記事で詳しく解説しています。
【業界最安】Adobe CCをデジハリで安く買ってみた
現在は、Premiere Proで動画編集してPhotoshopでサムネイルを作って案件を納品しているので、Adobe CCを買ってよかったと実感しています。
実体験から言えることですが、動画編集で副業したりフリーランスを目指す人は、Adobe CC一択と考えてもいいでしょう。
自分の動画を作るMacユーザーはFinal Cut Proがおすすめ
動画編集ソフトを買う目的が「自分のコンテンツとして動画を作りたい」と明確で、費用を抑えたい方はFinal Cut Proがおすすめです。
操作画面も使いやすくて買い切りなので、一度買ったら後の費用を心配することなく利用できます。
注意点として、Mac製品の中でもある程度スペックの高いパソコンを使わないと、動きが遅くなることがあります。
僕はMacBook Air 2015を使っているのですが、Final Cut ProでVlogを編集すると、編集中に動きが止まったり、読み込みに時間を要することが多くありました。
Final Cut Proを検討している方は、最低でもCPU8GB以上のMacBook Proや、2020年に発売されたM1チップが搭載されている製品を利用することがおすすめです。
Final Cut ProとPremiere Proは互換性があるので移行可能
Final Cut ProのデータをXMLファイル形式で書き出し、Premiere Proで読み込んでデータを移行できます。
詳しい移行方法は下記の公式ページを参考にしてみてください。
Final Cut ProからPremiere Proへ移行する方法
結論:Adobe CCでPremiere Proを使うのが最も後悔しない
Final Cut ProとPremiere Pro、そしてAdobe CCのメリットとデメリットを比較しました。
メリット | デメリット | 後悔する可能性 | |
Final Cut Pro | ・買ったあとは費用が発生しない ・ | ・案件が少ない ・Windowsで利用できない | 動画編集案件に興味がある方は買ったあと後悔するかも |
Premiere Pro(単体) | ・案件を獲得しやすい ・WindowsとMac両方で使える | サムネイルやアニメーション作成に限界がある | アニメーション作成も込みの案件に対応できない |
Adobe CC | ・Adobe製品を全て使える ・動画編集に必要なソフト全て網羅されている | ほかの2つに比べて一番高い | 一番高いので、自分の貯金と要相談 |
上記の比較内容から、最も安く済むのがFinal Cut Proがおすすめで、案件を獲得するためにソフトを買うのであればAdobe CCがぴったりです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!