ビズメイツ株式会社は、ここ5年間にワーキングホリデーを経験したことのある人110名を対象に「ワーキングホリデーに関する苦労/失敗調査」を実施しました。
出典:ビズメイツ株式会社「ワーキングホリデーに関する苦労/失敗調査」(以下同)
ワーキングホリデー前の英語力に関しては「日常の身近な話題に関して簡単な受け答えができる」(49.1%)が最も多く、「挨拶や自己紹介ができる」(26.4%)、「限られた話題の中で意見を述べることができる」(11.8%)という結果でした。
ワーホリ後の英語力については「日常の身近な話題に関して簡単な受け答えができる」(40%)が最も多く、「限られた話題の中で意見を述べることができる」(27.3%)、「挨拶や自己紹介ができる」(21.8%)と続きました。
ワーホリ前のアンケートに比べ、自らの意見を述べることができると回答した人が倍になっていることがわかります。
とはいえ、積極的に会話ができると回答した人の割合がほぼ変わっていないことから、ワーホリにて幅広い話題で話せるほどの英語力を身に付けられるかは個人差があることが伺えます。
ワーホリへ行く目的については「海外の生活を体験するため」(70%)が最も多く、次に「就活や転職で有利な経験を得るため」、「海外での就労経験をえるため」が同率で35.5%という結果でした。
約7割の人が海外へ住む生活を経験する手段としてワーホリを選んでいるようです。
ワーホリ中に就いた職業については「ウェイター・ウェイトレス(日本食レストラン以外)」(45.5%)が最も多く、「キッチンスタッフ」(40.9%)、「ファーム」(36.4%)という結果でした。
ワーホリ中に理想の職業に就くことができたかについては、8割以上の人が「はい」と回答しています。
ワーホリ中に就いた職業の上位が「ウェイター・ウェイトレス・キッチンスタッフ」だったので、カフェやレストランなどで働きたいと考えていた人が多い可能性があります。
英語力が給料に影響すると実感したかについては、約9割以上の人が少なからず実感したと回答しました。
英語力により得られる給与が影響するという調査結果に私の経験を補足すると、英語力によって給与の高い仕事に就ける確率が上がるという認識が近いと言えます。
オーストラリア政府(https://www.fairwork.gov.au/sites/default/files/migration/723/Minimum-wages.pdf)が公開している最低賃金が23.23ドルなので、法定賃金以上であれば最低でも2000円以上は稼げるはず。
しかし英語力がないと仕事に就くことは難しく、時給12ドルや15ドルなどの法定以下で雇っている日本食レストランしか働き口がないこともあります。
英語力不足によるワーホリでの苦労・失敗については「数回程度あった」(54.5%)が最も多く、「何度もあった」(29.1%)、「1度だけあった」(13.6%)という結果でした。
ほとんどの人が英語力不足により何かしらの問題が発生したことが伺えます。
ワーホリで実際に体験した苦労・失敗の詳細については「想定よりもお金が稼げなかった」(60.7%)が最も多く、「人と上手くコミュニケーションがとれなかった」(42.1%)、「住民の確保が困難だった」(32.7%)と続きました。
ワーホリへ行く前にやっておくべきだったと後悔していることについては「英語の勉強(主に読み書き)」(59.1%)が最も多く、次に「資金の調達」(44.5%)、「住居の確保」(36.4%)と続きました。
出典:
ビズメイツ株式会社「ワーキングホリデーに関する苦労/失敗調査」
URL:https://www.bizmates.co.jp/