ワーホリへ行くにはトータル何円あれば足りるんだろう?
オーストラリアでワーホリしようかと考えているけど、今の貯金はほぼゼロ・・・
ワーホリへ行くのはあきらめた方がいいのかな?
本記事では上記の疑問に答えます。
- この記事の信頼性
- ・筆者が全財産6万円でオーストラリアワーホリへ行った経験あり。貯金がない、または少ない状態でもワーホリできるのか、自身の経験を交えて紹介する
・SNS投稿の紹介:現在オーストラリアへワーホリ中の人が資金面で感じていることをピックアップ。筆者が自身の経験を交えて解説する。
オーストラリアワーホリを1年9か月間経験した筆者の経験を元に、お金がない人でもワーホリへ行けるのか解説します。
【結論】お金がなくてもワーホリへ行けるけどおすすめしない
本内容では「お金がない=全財産10万円以下」という前提で話を進めます。
お金がなくてもワーホリへ行って生活することは可能です。実際に私は現金6万円だけでワーホリ生活をスタートさせ、1年9か月オーストラリアへ滞在しました。しかし、以下の理由でお金がない状態でのワーホリはおすすめしません。
- 仕事が見つからずお金が尽きて数日で帰国する羽目になる可能性がある
- 仕事に就いて収入が入るまで不安な日々を過ごすことになる
上記のように、お金がない人がワーホリ生活を成功させるには、仕事を獲得することが全てです。
仕事を得て継続的にお金が入る環境を作らなければ、1ヶ月も経たずに帰国せざるを得なくなるでしょう。また、仕事を得るには履歴書に書く電話番号や住所が必要。そのため最低でも1ヶ月ほどの住居費と現地のスマホ・通信料が必要です。
ただでさえお金がない状態で上記の費用が発生するので、仕事を見つけて収入が入るまでは極貧生活を免れません。
また、仕事を見つけるまではお金が減る一方なのと、新しい環境ということもあり、心身ともに万全ではない日々を過ごすことになります。
上記の理由により、お金がなくてもワーホリへ行けるものの、あまりおすすめできません。
ワーホリ中に最低限必要なお金はいくら?
ワーホリ中に最低限必要なお金は、1か月分の生活費と飛行機代の総額以上です。
上記の条件以上のお金を持ってワーホリへ行くことで、万が一仕事が見つからなくても最悪帰国できます。
1ヶ月の生活費を設定した理由は、住居を決めて仕事を見つけるまで最低限要すべき期間として1ヶ月を設定しています。ワーホリ中には毎月最低でも下記の用途でお金がかかります。
- 住居代(オーストラリアやカナダの場合はシェアハウスがほとんど)
- 飲食代
- 現地の携帯代
- その他雑費(移動費や生活用品など)
上記の費用を明確にすることで、1か月あたりに最低限かかるお金を算出できます。たとえば、オーストラリアのケアンズという地域で生活することを想定して調べた結果が下記の通りです。
- 住居:週170ドル(シェアハウスの個室)
- 飲食代:週77ドル(完全自炊の場合)
- 現地の携帯代:毎月の通信料が約62ドル
オーストラリアの住居を調べるには下記のサイトを調べることがおすすめです。
英語が苦手な場合:日豪プレス(https://nichigopress.jp/)
英語が読める場合:Gumtree(https://www.gumtree.com.au/)
出典:日豪プレス「住まい(accommo)」:https://nichigopress.jp/classified/accommo/?jsf=jet-engine:items&tax=classified-states:1657;classified-city:1669
飲食代は下記のツイートを参考にしました。
献立 in オーストラリア🦘
— さわ田@豪州 (@anryu247) June 25, 2023
今週の食費は約77ドルでした。晩御飯と次の日の弁当です!麺も米も計算した。調味料は抜き。
水曜日のパブはWednesday Dealでピザとチップス、ビール2杯とジュース1杯で50ドルくらいやったかな?
やっぱ自炊は安い。 pic.twitter.com/vc9tnx6efw
現地の携帯代は、オーストラリアの携帯会社であるTelstra(テルストラ)を参考にしています。
出典:Telstra「Select a new Upfront Mobile Plan」:https://www.telstra.com.au/mobile-phones/sim-only-plans
上記の結果、オーストラリアでワーホリする場合、毎月最低でも1050ドル(2024年7月のレートだと約11万3862円)必要になることがわかります。
ワーホリへ行くならざっくり50万円以上の資金がおすすめ
ワーホリへ行くのに50万円以上の資金がおすすめな理由は下記の通りです。
- 円安
- 供給過多により仕事を見つけるのが難しい
- 貯める上で区切りのいい数字
円安により一定の資金が必要になる
オーストラリアドルやカナダドルなど、ワーホリとして人気の国は軒並み円安の影響を受けています。そのため以前のワーホリ以上に生活費が必要になることが想定されます。
供給過多により仕事を見つけるのが難しい
また、オーストラリアにおいては仕事を見つけるのが難しく、ホームレス向けの食事支援に日本人の姿が見えるというニュースもありました。
日本で働くより、豪でワーホリしたほうが稼げる!
— お侍さん (@ZanEngineer) July 4, 2024
↓
豪に日本人殺到
↓
え!?仕事ないじゃん!?
↓
日本人、豪でホームレスになってしまう…
>「仕事ない」豪ワーホリ ホームレス向け無料食料に日本の若者ら行列 pic.twitter.com/0w079w3dq0
上記の情報と実情に多少の違いはありますが、ワーホリ先で仕事を見つけることは決して簡単ではありません。
オーストラリアワーホリにおいては、円安ドル高で稼げるという話題もありましたが、必ずしも全員がその対象になるわけではないので、楽観的に考えすぎないほうがよいでしょう。
貯める上で区切りのいい数字
この記事を見ている多くの人が、過去の私のようにお金がない状態でもワーホリへ行きたいと考えているかと思います。
そのような方には私のようにギャンブル性の高いワーホリをするのではなく、最低でも50万ほど貯金して最低限のお金の不安を解決してからワーホリすることを進めます。
そのためには貯金が必要であり、50万であれば生活を切り詰めると半年ほどで貯められるのではないでしょうか。
また、50万という数字も目的の数値として切れがよいので、どれだけ貯めたらワーホリへ行けるのか迷っている方の一定基準としておすすめの数字です。
【提案】半年間シェアハウスに住んで50万貯めてワーホリへ行こう
ワーホリへ行くために貯金する環境づくりとして、シェアハウスに住むことがおすすめです。その理由が下記の通りです。
- 家賃と光熱費込で安く住める
- 退去費用が安い。またはかからないところもある
- ワーホリ先でもシェアハウス生活になる可能性が高い
- ワーホリ経験者と出会える可能性がある
家賃と光熱費込で安く住める
私はシェアハウスに住んで7年目になるのですが、基本家賃と水道光熱費が一緒なので一人暮らしより住居代が安くなります。
特に近年は電気代の高騰が激しいので、光熱費と家賃が一緒のシェアハウスに住むことによる固定費の削減効果は高くなります。
ほかにも家電製品が一通りそろっているので、家電をそろえたり処分したりする手間がないのも魅力。ワーホリへ行く前に身の回りを整えるという意味合いでもおすすめです。
退去費用が安い。またはかからないところもある
シェアハウスは退去費用が安いのも特徴。入居当時と現状が変わらなければ体協費用がかからないシェアハウスもあります。
たとえばクロスハウスという企業が提供している、完全個室型のシェアハウス「シェアドアパートメント」は、退去費用が1万5000円と安いのが特徴。1ヶ月からの短期入居にも対応しています。
ワーホリ先でもシェアハウス生活になる可能性が高い
基本的にワーキングホリデー制度の期間は最大1年なので、物件を借りるよりもシェアハウスに住む選択をする可能性が高いです。
ワーホリを始める前にシェアハウスに住む生活をすることで、シェアハウス生活がどのような感じなのか体感できます。
また、ワーホリに備えて身の回りのモノを断捨離する上でも、ワーホリ前にシェアハウスへ住むという手段は有効です。