ワーキングホリデービザは基本的に1年間の滞在ですが、オーストラリアは最長3年まで滞在できるのが特徴。各期間ごとに申請する際の条件が異なります。
そこで今回は、オーストラリアのワーホリへ行ける期間ごとに必要な条件をまとめました。
オーストラリアのワーホリは何ヶ月までの期間滞在できるのか
オーストラリアのワーキングホリデーは最短で1年(12ヶ月)、最長3年まで滞在できます。
滞在できる期間別の条件をまとめたので、下記の知りたい期間をクリックしてください。
1年目のワーキングホリデービザ制度
ビザを申請する際に必要なこと
- 申請するときの年齢が18歳から30歳であること(31歳になる前にビザを取得し、32歳になる直前にワーホリへ行くことも可能。)
- 健康診断書の提出
- 過去にオーストラリアのワーホリ経験がないこと
- オーストラリア国外からビザを申請する
ビザ申請費用
635ドル
ビザの有効期間
ビザ発行日から1年以内に入国する必要があります
ビザの有効期限
- 入国した日から12か月間滞在できる
- 有効期限内であれば何度でも出入国できる(出向くしている期間もワーホリ期間に換算される)
労働・就学条件
- ひとつの企業に最長6か月間まで働ける
- 最長4か月(17週間)まで学校に通える
2年目のワーキングホリデービザ制度
ビザを申請する際に必要なこと
- 18歳から30歳(31歳の誕生日までに申請すること)
- 政府が指定した季節労働を最低88日以上行うことが条件。雇用主から働いた期間がわかる給与明細(Payslip)証明書をもらうこと
- 申請に必要なもの:パスポートのコピー、残高証明書、Payslip(ペイスリップ)
ビザ申請費用
635ドル
ビザの有効期間
- オーストラリア国外(日本など)で申請した場合:発行日から1年以内に入国する必要がある
- オーストラリア国内で申請した場合:初回のワーキングホリデービザで入国した日から2年間
たとえば2024年5月20日にオーストラリアワーホリをスタートして、2025年の2月にオーストラリア国内でセカンドビザを取得した場合、2026年5月20日まで滞在できます。
僕は2015年5月20日にオーストラリアへワーホリで来て、2016年の3月にオーストラリア国内でセカンドビザを取得。2017年5月20日に帰国しました。
就学条件
最長4か月まで学校へ通える
注意事項
- オーストラリア国内で申請する場合:ビザ発給日まで国内に滞在する必要がある
- オーストラリア国外で申請する場合:ビザ発給日まで国外に滞在する必要がある
3年目のワーキングホリデービザ制度
ビザを申請する際に必要なこと
- 18歳から30歳(31歳の誕生日までに申請すること)
- 政府が指定した季節労働を最低半年行うことが条件。雇用主から労働機関がわかる給与明細(Payslip)証明書をもらうこと
ビザの有効期間
- オーストラリア国外(日本など)で申請した場合:発行日から1年以内に入国する必要がある
- オーストラリア国内で申請した場合:初回のワーキングホリデービザで入国した日から3年間
ビザの有効期限
入国日または2年目のワーホリが終わってから12か月間
就学条件
最長4か月(17週間)までの就学が可能
オーストラリアのワーホリで6ヶ月以上働くとどうなる?
オーストラリアのワーキングホリデー制度は2019年まで、一雇用主のもとで最長6か月間働けるという条件があります。つまり同じ会社で6ヶ月以上働くことは禁止されています。
- 特例:条件次第で一雇用主の下で1年間働ける可能性もある。
- 本来は6か月未満が条件ですが、オーストラリア内務省から許可をもらったときに限り、1年間働くことも可能です。
上記の特例に該当せず、仮に6ヶ月以上働いたことがバレると、ワーホリビザを失効されて強制帰国になる可能性があります。
オーストラリアで働く場合、タックスファイルナンバーというオーストラリアの納税者番号を取得することが必須です。そのため、タックスファイルナンバーを元に労働状況を辿られると6ヶ月以上働いたことが発覚するかもしれません。
とはいえ、そうなると雇用主側も問題を追及されるので、違法賃金で雇用している日本食レストランを除き、6ヶ月以上は原則働けないと考えられます。