ワーキングホリデー(ワーホリ)から帰国後、多くの人が直面する問題のひとつが無職です。本記事では、そのリスクと対策について詳しく解説します。
【燃え尽きた】ワーホリ帰国後、僕も無職でした
僕は2015年にオーストラリアへワーホリへ行き、2017年に日本へ帰国しました。そのあとは3ヶ月ほどの無職期間を経て、オーストラリアでマッサージの仕事をしていたこともあり日本でもマッサージ師として働きはじめました。
ワーホリ帰国後に無職期間があった理由は「やりたいことが見つからなかったから」です。
当時は「オーストラリアへワーホリに行って海外で生活する経験をし、英語を身に付けたい」という目標までは決めていたのですが、帰国後のプランは全く決めていませんでした。
とはいえ働かないとお金は減る一方なので、やむを得ずマッサージ師として働く道を選ぶことになります。
反面教師ではありますが、ワーホリ帰国後に無職は嫌だなと思う人はワーホリ中に帰国後のプランを明確にし、日本でやることを具体的に決めておくことがおすすめです。
ワーホリ帰国後の無職になる理由
- 英語力だけを頼りにする
- タイミングが悪い
- ワーホリ経験のアピールが不十分
僕以外のケースだと上記のような理由でワーホリ帰国後、無職になる可能性がります。各内容について詳しく解説します。
英語力だけを頼りにする
ワーホリで得た英語力だけでは、日本での就職は難しい場合があります。企業は実務経験やほかのスキルも重視します。
ワーホリで培った英語力は大きな武器となりますが、日本企業の多くは英語力に加えて実務経験や専門知識、コミュニケーション能力問題解決能力なども求めています。
英語力だけに頼ってほかのスキルを磨くことを怠ると、就職活動が難航する可能性があります。
タイミングが悪い
就職活動は時期によって求人数や競争率が大きく変わります。求人が少ない時期に帰国すると、就職活動が難航することがあるので帰国時期にも注意が必要です。
たとえば多くの企業が採用活動を行う時期は、春と秋です。これらの時期に帰国できれば就職活動がスムーズに進みやすいでしょう。
逆に求人が少ない時期に帰国してしまうと、希望する職種が見つからなかったり応募してもなかなか選考に進めなかったりする可能性があります。そのため帰国時期は事前にしっかりと計画を立て、求人状況などを考慮することがおすすめです。
ワーホリ経験のアピールが不十分
ワーホリの経験をうまくアピールできないと、企業から適切に評価されないことがあります。ワーホリ経験は海外での生活経験や異文化理解、語学力向上など多くのプラス要素をアピールできる貴重な経験です。
しかしただ単に「ワーホリをしてきました」と伝えるだけでは、企業に十分なアピールにはなりません。中にはただ遊んできたと誤認識される可能性もあります。
具体的なエピソードや成果を交えながら、自分の経験がどのように仕事へ活かせるのか明確に伝えることが必要です。
無職期間を有効に使う方法
ワーホリ帰国後の無職期間をどう過ごすかで、今後のキャリアが大きく変わります。この期間を有効に使う方法は下記の通りです。
- 職業訓練校や通信講座でスキルアップ
- クラウドソーシングで経験を積む
各内容について詳しく解説します。
職業訓練校や通信講座でスキルアップ
無職期間中にスキルアップを図ることは非常に重要です。ワーホリ帰国後は英語力以外にも、日本での就職活動に必要なスキルを磨く必要があります。
たとえばパソコンスキルや事務処理能力、ホームヘルパー資格など就職したい企業が求めるスキルを習得しましょう。
スキルアップには専門学校や職業訓練校に通ったり、通信講座を受講したりとさまざまな方法があります。
僕も帰国後の無職期間やアルバイト期間中にWeb制作やライターの勉強をしてました!それが今の独立に繋がっています。
クラウドソーシングサイトで経験を積む
クラウドソーシングサイトとは、インターネットを通じて仕事を受注できるサービスです。クラウドソーシングサイトを利用することで、自分のスキルを活かして収入を得ることが可能。さまざまな種類の仕事があり、自分のスキルや経験に合わせて仕事を選ぶことができます。
たとえば翻訳やライティング、データ入力、Webデザインなどパソコンだけでできる仕事があります。クラウドソーシングで仕事をすることで収入を得られるだけでなく、仕事としての実績を積むことができます。
クラウドソーシングサイトで仕事することがきっかけで、無職後の就職に役立つ可能性があります。
ワーホリ帰国後に日本で就職するための手段
ワーホリ帰国後、具体的に下記の行動で就職するのが有効です。
- 転職エージェントの活用
- キャリアカウンセリングを受ける
- 前職に戻る
各内容について詳しく解説します。
転職エージェントの活用
転職エージェントは求職者のスキルや経験、希望条件などをヒアリングして最適な求人情報を紹介してくれるサービスです。
転職エージェントを利用することで求人情報を探す手間を省き、効率的に就職活動を進められるのが魅力。自分に合った求人情報を効率的に探すことができます。
また、面接対策や書類作成のアドバイスなども行ってくれるため、就職活動の成功率を高めることが可能です。
キャリアカウンセリングを受ける
キャリアカウンセリングは自分の強みや弱み、興味や価値観などを分析して将来のキャリアプランを立てるためのサポートをしてくれるサービスです。
キャリアカウンセリングを受けることで、自分の強みや適性に合った職種を見つけることが可能。自分の適性に合った仕事を見つけ、就職活動のモチベーションを高めることができます。
僕もそうでしたが、ワーホリ帰国後のキャリアに迷う人は多いです。自分を客観的に見てもらうという点においてもキャリアカウンセリングの活用はおすすめです。
前職に戻る
以前勤めていた職場へ再就職する方法もひとつの手段です。前職であれば業務内容もおおよそ把握できているため、職場に馴染みやすいというのがメリットです。
僕がワーホリで出会った友人の数名も、帰国後に前職で再度キャリアをスタートしていたので結構多いのではないでしょうか。
前職との関係が良好な人は選択肢のひとつとして考えてみることもおすすめです。
ワーホリ経験を活かすには
- 英語力を証明する
- 実績を具体的に示す
- 経験を活かした仕事を探す
ワーホリでの経験を帰国後の就職活動で活かしたい人は、上記のポイントを意識することで企業へアピールできます。各内容について詳しく解説します。
英語力を証明する
ワーホリで培った英語力は資格取得によって客観的に証明するのが有効です。たとえばTOEICやIELTSなどの英語資格を取得することで、企業にあなたの英語力をアピールできます。
外資系や日本語教師など英語を活用する企業へ努めたい人は、英語関連の資格取得が企業へアピールする最もおすすめの方法です。
実績を具体的に示す
ワーホリ中の実績を具体的に示すことで、企業に自分の価値を伝えることができます。ワーホリ中に経験したことでどんな成果を上げたのか、具体的に示すことが重要です。
たとえばボランティア活動で得た経験や海外企業でのインターンシップ経験、語学学習で取得した資格などの具体的なエピソードを盛り込みましょう。
ワーホリでの活動はスキル面でのアピールには乏しいですが、目標を持ってワーホリ生活を送ったことや活動を通して人間性のアピールに繋がります。
経験を活かした仕事を探す
ワーホリ中の経験を活かした仕事を探すことで、自分の強みを最大限に活かすことができます。たとえば海外での生活経験は、国際的な仕事や海外とのやり取りが多い仕事に役立ちます。
語学力は翻訳や通訳、海外営業などの仕事に役立てることが可能。自分の経験を活かせる仕事を探すことで就職活動がスムーズに進み、仕事へのモチベーションも高まります。
まとめ:計画的に行動して帰国後のキャリアを成功させよう
ワーホリ帰国後の無職を避けるためには計画的に行動し、スキルアップを図りって自分に合った仕事を見つけることが重要です。
ワーホリ帰国後の無職は決して珍しいことではありません。しかし事前にしっかりと計画を立て、帰国後のキャリアについて真剣に考えることでスムーズに就職活動を進めることができます。